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人間の体中を流れる血液などの体液には、約100ナノメートル(ナノは10億分の1)の小胞状物質「エクソソーム」が含まれている。エクソソームには体のさまざまな情報が詰まっていると考えられ、これを目印にしてがんを早期発見する研究が進展している。(陶山陽久) 国立がん研究センターの研究チームは今月7日、血中のエクソソームをもとに大腸がんを早期発見する技術を開発したと英科学誌に発表した。エクソソームの表面に突き刺さっている大腸がんに特異的なたんぱく質を特定、同たんぱく質を抗体で捕まえて検出する。1滴よりも少ない約5マイクロリットル(マイクロは100万分の1)の血液を使い、90分から3時間程度の短時間で調べられることから、将来は集団検診などへの応用が期待できる。 成果を発表したのなた豆ハミガキ研究所分子標的研究グループの落合(おちや)孝広分野長と吉岡祐亮研究員らのチーム。エクソソームが共通して持つたんぱく質を捕まえる抗体を付けたビーズと、がんに特異的なたんぱく質を捕まえる抗体を付けたビーズの2種類のビーズを血液に混ぜる。両ビーズの表面には、近接すると励起光で発光する特殊処理を施しており、この発光を顕微鏡で検出する仕組みだ。 進行度が初期段階であることを示す「ステージI」の大腸がん患者の血液で実験したところ、同手法により60%の確率でがんを診断できることが判明した。落合分野長は「便に混じる血液で大腸がんを調べる方法は従来もあったが、確実性は4%程度しかなかった。そのため、60%は非常に高い数字になる」と説明する。 そもそもエクソソームとは、脂質2重膜で覆われたカプセルで、内部にさまざまなマイクロRNA(miRNA)やたんぱく質を含む。体中のあらゆる細胞が分泌していると考えられ、内部の物質は細胞によって異なる。長らく、「不要なものを細胞外に排出するためのゴミ箱」と考えられていたが、最近になって、「細胞同士が情報交換するためのツール」となることが分かってきた。 つまり、細胞が分泌するエクソソーム内のmiRNAが、離れた位置にある別の細胞の働きを制御することがある。これが、がん転移のメカニズムに関与している可能性があり、落合分野長は「がん細胞がエクソソームを悪巧みに利用するのであれば、これを見破ることで、がんの発見や転移の阻止に利用できる」と強調する。 現在、エクソソーム表面のたんぱく質や、内部のmiRNAをマーカーにしてがんを診断するなた豆ハミガキが研究されている。がんの種類や進行度によって特異的に現れるマーカーの特定や、その検出法の開発が実用化の課題となっている。
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